しゃちほこファイナンス

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少子高齢化?介護施設が足りない?ほな、老人を島流しや!

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日本の少子高齢化が止まらない

 

多くの人が耳タコ情報として認知している通り、日本の少子高齢化が止まることを知らない。少し古い情報となるが、2015年時点の統計では全人口を100としたときに、over60の皆さまが33%(41百万人)を占めている。つまり、若者+労働人口:2人に対して1人の老人がチームを組んでいる計算となる。(以降、表記の都合上~19歳を一回生、以降同様に二回生、三回生、四回生とさせていただく)

 

 (単位:千人)  ~19歳   ~39歳   ~59歳   60歳~
(1995年)   28,572   34,631   36,499   25,736
(2015年)   21,895   27,985   33,840   41,920

 

次に、驚くべき事実として、各階層の歩留まり率の良さ。20年前の統計と比べれば、必然的に各階層の歩留まり率がわかるわけだが、二回生脱落者は▲587千人、三回生脱落者は▲791千人と、20年という年限を経たにも関わらず、各階層の▲3%程度の減少に留まっている。恐ろしや、日本の医療技術。(良いことだけれど)

 

歩留まりが良くなるとあらば人口分布の均一化を図るうえで、必然的に各階層のグロス人数、つまりはどれだけ性交渉の末に新たな息吹を吹かすことができるか、ということ依るわけだが、2015年時点での一回生入学組は21千人と心もとない。ましてや、バブル期以降、日本というステキな御国に入学する子たちは減少する一方だ。

 

やばい。神様仏様四回生様という、絶対服従の上下関係があるにもかかわらず、その受け皿となる下級生は減少しており、これに対する解消策は冒頭にも触れたとおり、特段示されていない、という現実にある。(むしろ、早く神様仏さまになってくれよ、、ということは、百をもって思っていないことを申し添えておく)

 

こうなったら楽園島流しの刑だ!

 

高齢者を保護するためには予算が足りまへん、だから消費増税とかしてもええですか?むしろしちゃうけどいいでしょ?といったニュアンスを受けているわけだが(事実と異なることがあったらごめんなさい。でも多くの人がそう感じていると思うぜ!)、そこに抜本的解決策として提案したいのだ。

 

『フィリピンに日本の老人たちを送り付ける!』

 

一見島流しとも取れるかもしれないが、これは両国にとってwin winなものであることを説明していきたい。であるから、批判をするのはそのあとにしてほしい。(懇願)

 

さて、まず、ひとつめになぜフィリピンなのか?という点については以下を参考にしてほしい。これを踏まえれば、まず、行くことに対するためらいは軽減されるのではなかろうか。


●フィリピンは日本から約4時間(成田→マニラ)で、体力的に安心
●過去の歴史をいったん抜きにして考えれば、比較的親日の国
●お国柄『高齢者を大切にする』

 

また、フィリピンにとっても有難いことと言える。同国の労働人口は約4000万人(日本商工会議所)といわれるが、国内に職がなく、そのうち約1000万人が海外に職を求めて飛び立っているという。(その受け皿の一つに日本の介護分野も挙げられると思うが、正直不当な扱いを受けている事例も多いと言われているし、かつ、外国人労働者として受けいれる準備もまだまだであると思われるから、本件の解決策としては不十分。)

更には、数少ないフィリピン国内の職に着けたとしても、その時給は相当程度に低く、首都マニラでも日給(!)1000円程度(National Wages and Productivity Commisson)らしい。


一旦、視点を変えて日本の介護の実態を俯瞰してみる。老老介護や介護設備・介護士の不足、なんて記事が乱立しているから、改めてそういった実態にフォーカスすることはないが、そもそも介護設備入居にはどの程度のお金がかかるのかというと、月15~30万円(LIFULLさん)が相場とのこと。「バカ高い・・・」


そもそも介護設備、介護士が不足してまんねん、ということで高騰している事実はあるかもしれないけど、そんな高いお金を払える人っておるんかいな。むしろ元気な人ほど高給取りだけど介護は不要、元気じゃない人ほど働けないし金もないけど施設に入りたい、そんなジレンマもありそう。

 

ここで思い出してもらいたいのが、フィリピンの労働環境である。日給1000円というから30日フルフルで働いても3万円。流石に安すぎや、となって倍にしても6万円なのだ。


想像してほしい。「もし、フィリピンに介護施設ができたら?」と。光熱費や食費といったその他経費をどれほどで見積もるかにもよろうかと思うが、10万円は下回るのではかろうか。さらにいえば、高齢者に優しく親日なお国柄、であり、年中温暖ゆえ、お風呂場の寒暖差で心臓発作の心配もない。いいことづくめではなかろうか?

 

バケーションで最期を迎える

 

フィリピンに日本の要介護者をかくまう施設を建設することは、フィリピンの雇用問題と日本の介護問題を解消する、そんなニュートンのリンゴになるのではと考える。
つまりは、フィリピンの労働機会に恵まれず、ましてや雇用先を見つけても低賃金労働を強いられている人たちに一つのライフアップの機会を与え、また、日本の要介護(理由は設備の絶対数なのか金銭問題なのかは定かではない)なのにもかかわらず設備に入ることができない人たちを保護する場所になるのだ。

 

日本の高齢者問題を抜本的に解決するための方策は、それ全部を支えるための歳入を増やすことにあらず(そもそも借金返せよって話)、そもそも全てを支えるという大前提自体に疑いの目を向けることが必要なのではと思うわけです。

 

フィリピンは南国の国で国民性も明るい。セブに代表されるようにバケーションに訪れる日本人も多い。そんな国で最期を迎えることは決して悪くないのではとも思います。

 

このプラン、誰か実行してみてはくれないでしょうか?

 

以  上